« イニング交代の時間を短縮→CO2削減 | トップページ | 後悔先に立たず »

2008.03.25

なんちゃって電子納品の罪過

 3月も押し迫った土木業界が超多忙のこの時期に、某現場代理人さんから、工事の電子納品について、発注者の監督員さんがビックリする指示を出したとの情報をいただきました。

 その代理人さんは、電子納品要領に準じた電子納品を作成し、紙媒体の書類と併せて、発注者の監督員に見せたようです。

 一番ファイル数が多くなる 《 打合せ簿(MEET) 》 フォルダも、その代理人さんは、日々の打合せ結果を「鑑」と関連資料で時系列に整理していました。
 さらに間違って納品されている場合が多い『品質管理綴り』、『出来形管理綴り』など竣工時に取りまとめて整理して提出する書類についても、各書類に「鑑」をつけてその下部に関連資料を取りまとめ、「工事完成図書の電子納品要領(案)」に準拠して作成されていました。

 今回問題が発生したのは、《打合せ簿(MEET)》フォルダに格納する『品質管理綴り』、『出来形管理綴り』・・・等の格納方法でした。

 監督員からの指示は、以下の通りのようだ。
 「『品質管理綴り』、『出来形管理綴り』等は、打合せ簿の「鑑」は一枚に集約して、電子納品媒体を納品します。と打合せ簿に記入して納品とするように。」とのこと。
 某現場代理人は、「電子納品要領では、各々鑑ファイルを付けて、シリアル番号ごとに整理するよう書かれています。」とささやかな反論を試みるが、監督員は、自己の主張を固持する。さらに、この一言。「竣工検査時には、ルール通りにCDを使って行います。」

 つまり、数枚のCDを入れ替えながら竣工検査を行いなさいとの、電子検定を経験者なら、誰もがスムーズな検定が行えないことは容易に想像しえる暴言!

 筆者は、今回の事例について、何が、監督員の間違った指示の背景にあるのかを思案してみた。
 そこで、ひとつの仮説にたどり着いたのだが、この監督員は、過去に見た電子納品物が正しいものと勘違いしていて、今回の工事についても、それらに従ったファイル構成を指示を出したのだろうか? それ以外に、思いつく節が見当たらない。

 もし、筆者の予見が的中しているのなら、なんちゃって電子納品が罪過した影響は、要領(案)に示されたルールをも粉砕しているように感じてならないのであった。

|

« イニング交代の時間を短縮→CO2削減 | トップページ | 後悔先に立たず »

コメント

極端な例かも知れませんが、似たような事は多々見られます。
そしてそれは「電子納品」に限ったことでも無いのです。
(書類が増えている原因の1つでもある)

投稿: nikumaru | 2008.03.25 12:14

>nikumaruさん
監督員の裁量(独自判断)って、現場屋さんの負担になりますね。
書類の簡素化が一向に進まない理由かもしれません。

投稿: だいひまじん | 2008.03.25 12:37

最良とされる技術提案をしていかなければいけないコンサルタント業界でも、よく似た話が絶えません。
業務の偉いさんがコレと言い出したら、話を聞いてもくれないのは辛いです。
幸い今まで構造物倒壊の危険性があるような無茶には遭遇したことはありませんが、今後も無いとは言い切れませんし。。

投稿: ume | 2008.03.26 13:45

>umeさん
いわゆるパワハラですね。やれと言ったら、ヤレ。その背景には、理不尽な根拠が潜んでいます。
今回話題にあげた現場代理人さんは、正論で抵抗しても、仕事の手戻りが多くなるだけなので、長いものに巻かれたわけです。
でも、今回間違った指示を出した発の監督員さん。はっきり言って、勉強不足です!

投稿: だいひまじん | 2008.03.26 22:41

おつかれさ~ん!(笑)

投稿: どぼん | 2008.03.27 22:01

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/67530/40599752

この記事へのトラックバック一覧です: なんちゃって電子納品の罪過:

« イニング交代の時間を短縮→CO2削減 | トップページ | 後悔先に立たず »