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2007.11.27

平成のクラーク先生は、野球を置き土産に北海道を去った

 今日はタイトルが長いです。

 筆者は、北海道ほど外国人リーダーが似合う土地柄は他にはないと思っています(薄学ですが・・・)
 小学校の時に地域の歴史と文化を学んだ副読本にも、ケプロン先生をはじめとした外国人技師が多数登場します。
 その外国人技師の中で特に有名な方は、明治10(1877)年5月に島松駅逓まで、先生を慕って見送りに来た学生達に送った惜別言葉"Boys, be ambitious!" 「少年よ、大志を抱け!」のウィリアム・スミス・クラーク(William Smith Clark)博士
 少々脱線しますが、米マサチューセッツ州生まれのクラーク教授が8ヶ月の滞在期間中に、カレーとパン食を広げた逸話はあまりにも有名です(笑)

 筆者は、ご存知のとおり、自他共に認める北海道日本ハムファイターズの熱烈ファン=ハム党です。

 2003年から5年間、北海道日本ハムファイターズの監督としてチームを2度の優勝に導いた“トレイ”トーマス・ブラッド・ヒルマン(Thomas Brad "Trey" Hillman)監督が、今期限りで勇退するとのニュースから2ヵ月半。異国から招かれた指導者ヒルマン監督が、パリーグ2連覇を成し遂げた偉業は、まさに平成のクラーク教授と呼ぶにふさわしいと思います。

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2007パリーグ優勝パレード

 彼は、来日して「野球」に触れたとき、大きなカルチャーショックを感じたに違いありません。でもその「野球」は、日本人が「ベースボール」のルールの中から日本人に合った戦法を考え出して「野球」という文化を形成していったわけで、当然、アメリカの「ベースボール」とは勝敗のルールは同じにしろ、勝利に導く戦法は違ってごく然りのことです。

 そんな中、2006年からいわゆるスモールベースボールへとチーム戦略が一転するわけですが、その戦略変更に対してベースボール発症の地から来たヒルマン監督は、相当悩んだに違いありません。当然、アメリカ人監督としてのプライドもあるでしょう。しかし、彼はどのようにすれば、日ハムを強いチームに成長させられるかを的確に判断できたのです。
 それが、2007年、誰が見てもBクラスの戦力しか持たない日ハムを、なんとパリーグ2連覇のチームへと導いたのです。これは、ヒルマン監督の手腕なしではありえなかった快挙だと思います。

ヒルマン全監督の挨拶
2007ファンフェスティバル 前監督挨拶

トレイヒルマン ラストソング
ヒルマン監督のラストソングを歌い終えて

 ヒルマン監督は、昨日札幌ドームで開催されたファンフェスティバルで、4万人のファンの前で惜別の唄を歌いました。隣には、ヒルマン監督が一番頼りにしている金子選手会長を従えてです。金子会長の登場曲Bad Dayのソロに始まったLIVEは、最後の「桜」を流暢な?日本語で、金子選手会長とデュエットして幕を降ろしました。ヒルマン監督が持つ日本人の心を見ることができました。

 ヒルマン監督も「この5年間で人間的な成長ができた。」と話しているように、日ハムファンも別れる間際にヒルマン監督の暖かい想いを感じたに違いありません。

 このように、日本人の心を持つまでに己を順応させた、プロ野球という新しい文化を北海道に定着させたヒルマン監督は、まさに平成のクラーク教授と言っても過言ではありません。

 ヒルマン監督は、我々北海道民の心の中に、道産子の心を持ったアメリカ人監督として永遠に記憶に残ると確信しています。

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投稿: magazinn55 | 2007.11.28 19:00

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