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2006年11月26日 - 2006年12月2日

2006.12.01

CALS斬りっ!開設2周年

今日は、CALS斬りっ!開設2周年。

 2004年12月1日に開設してから早2年が経ちました。その間7万アクセスものご愛顧をいただき誠にありがとうございます。

 ふとした経緯から始めたブログですが、今は建設ブロガーというカテゴリーの中、同じテーマのブロガー同士が、ご当地名産を紹介しあうなど、地道な地方展開が進んでいます。 さらには、自分が建設業界に持っている想いを共にする同士が身近におられたりして、その方と琴似でビールを7杯も飲み交わして(単なる飲んだくれかも知れません)情報交換する交流まで発展していて、ほんとにブログを始めてよかったと実感しています。

 開設当初は、温泉、キャンプなど個人的な(家庭内)話題が多かったのですが、今年の2月からは、記事内容を見直し、BLOGタイトルに即したCALSと建設業界の変化の実態そして、これらの外部環境に順応するための建設マンに必要なスキルなどについて取りあげるようにしました。

 ちなみに当ブログの開設のきっかけは、以下の通りです。
・以前からブログという情報発信ツールが気になっていた。
・2年前の11月12月の2ヶ月間に受講したサタデー創業塾で、ブログでの情報発信方法を学んだ。
・そのころ桃知先生の講話を聴講し、脳細胞が刺激された。

 ブロガーの悩みとしては、ネタ探し。これ共通点だと思います。しかし、自己のアンテナと、情報収集できる眼力を養い、建設業界にお世話になっている一個人として、これからも業界のステイタス向上に微力でも貢献したいと思います。

2006.12.1

CALS斬りっ!管理人:だいひまじん

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2006.11.29

昭和60年生まれ

 昨日は、札幌市内の某私立大学で、建設CALSの講義をしてきました。 この科目(建設マネジメント)では、2回の社会人特別講師の枠が設けられていて、筆者の出身校ということ、さらに自分のスキルを生かした社会貢献がしたいという想いがあり、講師に立候補させていただきました。

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講義の概要は、

1章 CALSの概要
 建設CALS/ECの背景並びに基礎知識について講義します。

2章 電子調達
 電子入札を中心とした建設業界の現状について講義します。

3章 電子納品
  国交省では、すべての業務・工事で全面実施となっている電子納品。北海道庁においても来年度から施行されます。卒業後、建設系企業に就職される方にとっては必須スキルです。今日の講義を通じて、電子納品の基本事項を知っておけば就職後に必ず役立ちます。

4章 工事施工中の受発注車間の情報共有
 工事施工時における情報共有も一部始まっています。概要について簡単に講義します。

補足 工事写真と竣工検査時の対応方法
  昨年11月に九州地整で発覚した工事写真の改竄(若い技術者が何気なくやってしまったと聞いています)と、最近の工事竣工検査(工事写真の電子検定)の方法について講義します。
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Pict4844  まず最初に、学生に話した言葉 「建設CALSは、最近本格的に始まったもの。だから、建設会社やコンサルタント会社に就職後、電子納品等の建設CALSに関することは、先輩からは教えてもらいません。 そのことを踏まえて、今日の講義で、少しでも建設CALSの目的を覚えてもらえると就職後にきっと役立つでしょう。」 

 講壇で、思いついたこのメッセージ。 でも、これは事実だと思います。

 講義資料は、CALS資格者制度のPPTを90分の授業用に編集。 スライドだけでは飽きると思い、PPIへのアクセスや電子納品ビューアでのデモを見せたりして、普段の授業とは一味違った内容を心がけました。 さらに当科目の教授が、道路工学担当ということもあり、CBR試験やフィニッシャーでの舗設状況の写真も織り交ぜながらの熱弁(筆者的には喋りは熱いと思っている)。

061130_1

 時間配分に誤って、電子調達に時間をかけ過ぎたため、最後に予定していた工事写真の改竄にたどり着く前に、あえなくタイムオーバー。
 学生に対して、筆者が伝えたいことすべてをお話することはできなかったのですが、自分が社会人になったあとに生を受けた大学3年生(昭和60年生まれ)を対象にした授業は新鮮で楽しいものでした。

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2006.11.28

佐呂間竜巻から3週間 書類の復旧具合が気になる

 最初に、11月7日発生の竜巻で亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

 北海道佐呂町で発生した竜巻は、その後の再現実験(雲解像モデルによる)でスーパーセル(積乱雲は、対となった強い上昇流域と下降流域を伴う)の特徴があることがわかりました。

 竜巻のメカニズムは専門家に任せておくにしても、同業者として心配なのが、工事の再開時期。 これも発注元の国交省北海道開発局網走開発建設部によると、「工事の実施に必要な書類の紛失等により、年内の再開は難しい」とのこと。

 午後一番に開かれた工事現場の打合せ会議終了後、工事事務所周辺を局地的に襲った悪夢。 幸い、現場所長は一階の所長室にいたため、一命は食い止めましたが、多くの幹部スタッフが多数死傷。 この状態では、工事再開に時間を要するのも当然です。

 今回網走開発建設部から工事の遅延理由として発表されたのは、工事実施に必要な書類の紛失。 工事事務所には、工事の品質・出来形等、さらには工事を施工するための施工図面、さらには協力業者との契約記録や労務管理の記録等、工事実施のために必要な書類が多々あるのは、同業者の方ならご存知のはず。
 さらには当工事は、ISO対象工事となっています。

 1990年代半ばからのパソコンの普及並びに建設CALS/ECの影響もあり、現場で利用されるこれらの書類は、紙媒体を主体に電子媒体でも保管手段として利用されるようになっています。 今回の竜巻では、残念ながら紙媒体は無残な形になっていることと想像できます。

 そこで、一途の望みを持てるのが電子媒体。 当工事JVでは、現場で発生する電子ファイルをどこでどのように保管管理する仕組みになっていたかはわかりませんが、願わくば、インターネットを利用したIDC(インターネット・データ・センター)で保管されていれば、かなりの書類が残っている。 しかし、現場の実情は、個人が使用するPC若しくは現場事務所内においてあるファイルサーバーを利用して、工事施工の際に一番利用頻度の高い電子媒体を保管していたことと思います。 仮にIDCがあっても週に一度のアップロードを行う程度かもしれません。 ましてや、夜間現場事務所が不在になる中小建設現場と違って、大規模プロジェクト。 昼夜24時間体制で技術員がいることを考えれば、データの盗難は極めて少なく、残りのリスクでは、機器の故障、火事程度と考えるのが一般的かと思います。まさか、竜巻で現場事務所ごと吹き飛ばされることは想像しなかったでしょう。

 今回の竜巻では、現場事務所のパソコンや周辺機器が建物共々竜巻によって空高く舞い上がり、猛烈な衝撃を受けたことを考えれば、データの保管媒体であるHDD(ハードディスクドライブ)に与えた物理的な損傷は避けられないと思います。 仮にCDへの保管が一部あったとしてもその保管方法がこのような予期せぬ衝撃に耐えられたかは疑問です。

 現在、工事再開に向けて、人的要員の再構築、工事現場事務所の復旧さらには、工事実施のための計画書や施工記録の復旧に全力を挙げられていることと思います。

 中小建設業においても工事事務所を設置する場合が多いのですが、そこでのデータ管理の手法について、危機管理も含めた観点から再考してみてはいかがでしょうか?

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2006.11.27

コンセントからインターネットへ

 かねてから開発が進められていたPLC(高速電力線通信)。 家庭内の電気コンセントからインターネットへの接続ができる夢のような技術。 

 そのPLC技術がついにお茶の間へ。
 高速電力通信接続機器(PLCアダプター)が12月9日に発売される。

 家電のネットワーク化も現実に。 IPV6の活用インフラが整ったか!

 日経パソコン(2006.11.27)でもPLCアダプター発売(パナソニック製)の記事が掲載されており、要約すると以下のようになる。

Plc

・親機・子機セットの想定実勢価格は約2万円。
・家庭内の電力配線を使用するため、一般家庭内なら新しい配線は不要。
・PLCアダプターは初期設定がほぼ不要の簡便さが売り。

速度
・実効速度31.2Mbps(室内の同一コンセントに2台のPLCアダプターを接続し100MBのファイルの転送を3度行った平均値)
・30.8Mbps(離れた2部屋のコンセントに各1台接続し同様のファイルを転送。コンセント間直線距離20m)

速度が遅くなる場合
・ノイズフィルターや雷サージ機能が付いた電源タップが接続されている。
・携帯電話などの充電器が接続されている。

 ここで、問題点だが、宅内の電力線のどこかに充電器がつながっているだけでも実効速度に影響が出る模様。 この実験の場合、携帯電話充電器が室内に接続されているだけで、11.9Mbpsにまで低下している。 さらには、充電器ばかりでなく、パソコンの周辺機器に必要なACアダプターも、ノイズ発生源として悪さをするらしい。

 では、どの程度の実効速度が期待できるのか? パソコン作動中に必要なACアダプターは、家庭用電話機など家庭内で多数使用されていることから、現実的には無線LAN程度の実効速度(当実験ではIEEE 802.11gで8.6Mbps)程度を期待した方がよさそうだ。

 いずれにしろ、家庭内の白物家電をネットへ簡便に接続するため も、この技術を十分活用されることには間違いない。

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