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2006.04.02

マルチコンポーネント利益モデル

 昨日のプロフィットの続きです。

 私は経済学はさっぱりわかりませんが、たとえサラリーマンの技術職であっても、自社製品の利益モデルを知っておくことは必要と思います。 なぜなら、大きな転換期に差し掛かっている建設業においては、今まさに自社の利益モデルについて社員相互が理解しておくことが必要と思ったからです。 今回記事にしたのは、「さっぽろの水」すなわち札幌市水道局の水道水のペットボトルを販売しているのを見つけて、改めてプロフィットについて考える必要があると感じたからです。 

 会社のプロフィットは、いくつかの構造化された利益モデルの上に成り立っています。 私の愛読書「ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるか」エイドリアン・スライウォツキー著(中川治子訳)によると、その利益モデルは23種類

 「さっぽろの水」は、マルチコンポーネント利益モデルとして捉えてよいと思います。 水道局の職員の方が、このボトルを含めた水道水と呼ばれる商品をマルチコンポーネント利益モデルとして、定義付けているかは別問題です。 自社の製品が、どの利益モデルであるか?自社並びにライバルがどの利益モデルを使っているか、併せて自社で使えるモデルはどのモデルか?等々を考えてみるにはうってつけの素材です。
 この本は、一気に読むのではなく、1週間に一度土曜日の朝に物語の中のスティーブとチャオが会うように気軽に読めます。 最初は、2,3週間分まとめて読みたくなりますが、週に1章のペースで良いのです。 大切なのは自分の会社のビジネスを念頭に置き、以下のような問いを想定して読むことです。 同僚と議論しながら読むのも良いでしょう。実際のビジネスで使えるアイデアが生まれる可能性が高くなります。

・自社のビジネスはどの利益モデルを使っているか?
・競争相手のビジネスモデルはどの利益モデルを使っているか?
・もっと利益を上げるために、現在の利益モデルを使って新たにできることはないか?

・全く新しい収益源をつかむために、新しい利益モデルは使えないか?
・自分の仕事はどのように利益と結びついているか?利益と無関係な業務はないか?
・将来の事業計画は、どのようにして自社に利益をもたらすであろうか?
・自社の計画の中に収益性を損なう可能性があり、中止すべきものはないか?
・自社は業界の中で、全く新しいユニークなモデルを作れないだろうか?

最後に、利益を求めるには顧客を十分理解することから始まる。

以上、本書からの引用。

 本題に入る前の能書きが長くなってしまったので、マルチコンポーネント利益モデルについては、次回書きます。

   ザ・プロフィット

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コメント

CALS/ECエキスパート侍さん、こんにちは。

「ザ・プロフィット」、私も読みました。いろいろなビジネスについてのビジネスモデルを分析し、しかも収益性などを定量的にも語っているところが、スゴイ本ですね。

以前から、ときどきブログを拝見していましたが、今日は建設IT活用をテーマとしたブログサイトを、私どもが開設しましたので、ごあいさつにコメントさせていただきました。

「イエイリ建設ITラボ」というサイトです。「ザ・プロフィット」では、インターネットでコピーを無限に作れるビジネスこそ、すごい可能性があると説明されていたと思いますが、こうした定量的なソロバン勘定ことを、建設ITの世界でも考えていきたいですね。

また、お気軽にコメントやトラックバックなどいただけましたらうれしいです。よろしくお願いします。

家入/イエイリ建設ITラボ

投稿: イエイリ | 2006.04.04 16:53

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