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2005.12.16

「マンション管理標準指針」は使えるか?

 私の自宅はマンションです。H12築。今期から僭越ながらマンション管理組合の役員も務めさせていただいております。そのような関係上、昨今の姉歯疑惑には役員として非常に興味があります。

 先日の役員会においてもその事が話題になりました(当たり前ですが・・)。当マンションの検査機関は今注目されている日本ERIのようです。構造計算についてはマンション販売会社(企画、設計、建設、販売をすべて1社で行なっている)がアウトソースしているようで、その証拠は、構造計算ソフトの所持者の記録を見てわかりました。あと、構造計算書ですが、見ただけでは素人の私どもには妥当性が立証できません。従って現在、販売会社に構造計算の妥当性についての回答を待っている最中です。

 ところで、国交省住宅局住宅総合整備課マンション管理対策室 ←長~い名前 から、「マンション管理標準指針」の策定についてのアナウンスを見つけましたので興味のある方はご覧下さい。

マンション管理標準指針の策定について

平成17年12月15日
住宅局住宅総合整備課マンション管理対策室

 適正なマンション管理のためには、広範多岐に渡る対応が管理組合に求められます。
 しかし、これらについて全般的に、かつ、具体的に示した指針がありませんでした。
 そのため、平成17年7月より「マンション管理標準指針検討委員会(委員長:小林秀樹千葉大学教授)において、マンション管理全般に関する基本事項について「標準的な対応」を明らかにするための検討が進められてきました。
 この度、この検討を踏まえ、「マンション管理標準指針」を策定し、公表します。

~ ポ イ ン ト ~

○ 適正なマンションの管理のための基本事項を網羅し、それぞれについて管理組合が自ら行うべき「標準的な対応」を具体的に示した、初めての対応指針。
○ また、一部の事項には「望ましい対応」を示し、さらなるレベルアップを促進。
○ 「対応」の設定の考え方や関連制度・条文・データをまとめた『コメント』を添付。
これさえあればマンション管理の基本がわかります。
○ 管理組合からの相談の傾向を踏まえ、管理組合の情報ニーズの高いものをピックアップ。
さらに、「防災」等の重要テーマについても管理組合の対応の促進を図る。
・ 取り組みの遅れているマンションの「防災対策」について、初めて具体的なあり方を提示。
・ 財政的基盤の確保に不可欠な「滞納処理」についても、「何時までに、何をすべきか」を初めて具体的に提示。
・ マンションストックの維持・向上に不可欠な大規模修繕の適時・適切な実施のため、「長期修繕計画」や「修繕積立金」に関し、計画に盛り込むべき18の修繕項目を初めて示すとともに、修繕周期・収支計画等その策定の方法を具体的に提示。
○ さらに、「マンションみらいネット」(平成18年度本格運用開始予定)の登録情報と見比べることにより、管理組合の役員や区分所有者はマンション管理の改善ポイントを容易に把握可能に(※みらいネット登録管理組合には、比較一覧表を提供予定)
また、これからマンションを購入する方も、みらいネットの公開情報と指針を比較することにより、事前に管理の質を判断してマンションを選ぶことが可能に。
○ 平成17年12月15日(木)より国土交通省HPで公開。製本版の有償頒布も実施。

● HPアドレス http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/index.html
● 製本版に関するお問い合わせ先
  (財)マンション管理センター
<TEL:03-3222-1516  HP:http://mankan.or.jp/

 最後ですが、先日の証人喚問を見て、家内が面白い事を言っていたので御紹介します。
 「姉歯さん。構造計算も偽装だけど。髪も偽装みたい・・・。」だって。

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